司法書士に家族信託の手続きを依頼するメリット

高齢のご家族の将来や、ご自身の財産管理について考え始めたときに注目されるのが「家族信託」です。
大切な資産を家族へ託し、認知症などによる判断能力低下のリスクに備えられます。
今回は、司法書士に家族信託の手続きを依頼するメリットを解説いたします。

司法書士に家族信託の手続きを依頼するメリット

司法書士に家族信託の手続きを依頼すると、以下のようなメリットがあります。

• 実務に強いプロが信頼性の高い契約書を作ってくれる
• 家族事情に応じた細かな財産管理ルールをアドバイスしてもらえる
• 手続き完了後も継続して相談できる

それぞれ確認していきましょう。

実務に強いプロが信頼性の高い契約書を作ってくれる

家族信託の「設計ミス」は将来の大きなトラブルの原因になります。
司法書士はこれまでの実績を踏まえ、個々の家庭事情に合った契約内容を作成できます。
信託財産が不動産の場合、信託契約だけでは対外的に認められず、登記が必要になります。
司法書士は、信託登記を代わりに行うことも可能です。

家族事情に応じた細かな財産管理ルールをアドバイスしてもらえる

信託を組む過程では、細かな疑問が必ず出てきます。
たとえば「受託者はどこまでの支出を判断できるのか」、「将来、受益者が変わるときの手続きはどうなるのか」などです。
司法書士であれば、家族事情に応じて実現可能なルール設計をアドバイスしてくれます。

契約開始後のサポートができる

家族信託は契約を作成したら終わりではなく、運用を続ける中で不明点や見直しが生じることがあります。
司法書士は、契約内容に応じて、信託開始後の各種サポートに対応できる専門家です。
当事者間で信託契約の内容を一部変更したい場合など、必要に応じて相談できます。

まとめ

司法書士に依頼すれば、信託設計から契約書作成、登記手続き、そして運用後のフォローまでさまざまなサポートを受けられます。
家族間のトラブルも防ぎやすくなり、相談しづらい話題もスムーズに進められるでしょう。
早めに準備を始めれば、より自由度が高い設計が可能となり、家族の希望を叶えやすくなります。
不安がある場合は、なるべく早めに司法書士に相談してください。